料金設定

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お金をいただく、ということ

 

 

自分で独立して、サロンを始めたとき、
私は、お客さんからお金をいただく、
という事に葛藤があった。

 

料金の設定にも、頭を悩ませるところだ。

 

自分ひとりで開業して、まだ間もない頃は
何となく、お金をいただくのは、悪いなぁ、という気になるのだ。

 

 

ある程度の時間を使って、技術を提供しているのだから、
料金が発生するのは当たり前なのだが、

 

個人でサロンをしていると
お金をいただく、という事に対して
何となく気が引けてしまう。

 

 

 

そして、自分の希望よりも低い金額を提示してしまうのだ。

 

品物があって、それにもともと値段が付いているのなら
まだ貰いやすいが、
技術やサービスは、ものでは無く、形に残らないのでお金をいただきにくい。
ついつい、安くしてあげてしまう。

 

 

しかし、そこが落とし穴なのだ。

 

 

 

最初に料金を低めに設定してしまうと、
その後、ずっと自分のクビを締める事になる。

 

 

ポイントカードや、回数券、割引券もそうだ。

 

 

新規顧客獲得のためには、少しは必要なのだろうが、
私はおすすめしない。

 

 

自分でやってみて思ったのだか、
ポイントカードや回数券を販促に使うと
お客さんが増えていいように思うが、
実はそうでもない。

 

 

一回当たりの施術料金は下がるわけだから
もともと料金は低めに設定してあるとすると、
どうしても仕事のモチベーションが上がらない。

 

仕事は増えれども、なんとなく
いや〜〜な感じが漂ってくる。

 

 

それよりも、ちゃんと自分の納得できる料金を
一回ずついただいた方が良い。

 

仕事にやる気も出るし、

 

お値段以上の付加価値を付けて

 

いかにお客さんに喜んでもらうかを考えた方が
ずっとやり甲斐があり楽しい。

 

 

この、やり甲斐があり楽しい、というのが
長く続けるためには重要だと思う。

 

 

 

そういうわけで、私は最初に決めた施術料金で
ずっと通している。
そんなに高くもないが、安くもない。

 

モチベーションを維持できるギリギリの線だ。

 

 

 

それから、最近では
足踏みリンパマッサージや氣功を教える教室も開いている。

 

 

こちらも、グループレッスンは来ていただきやすいよう、
お手頃価格に設定しているが、

 

上級者向けの個人レッスンは、ある程度
高額を頂いている。

 

これも、値段は絶対に崩さないようにしている。

 

 

これから先、上がることはあっても、下がることはないだろう。

 

その料金をいただくことで、
お互いにスイッチが入る。

 

プロになる、という覚悟料だ。

 

 

なので、全身全霊を込めて
自立した施術家となられるよう、ご指導させて頂いている。

 

 

 

プライドを持って仕事に当たり
より良いものへと進化させよう。

 

 

お客さんも自分も元気になって
気持ちよく癒されて感謝されて、

 

本当に良い仕事だと思っている。