足踏みリンパマッサージ
【足踏みリンパマッサージと手で行うマッサージとの違い】
足踏みリンパマッサージは、即効性がある。
試しに片足だけ踏んでみると
踏んだの方の足だけ軽くなっている。
起き上がってその場で足踏みをしてもらうと
足が、上がりやすくなっているのがよく分かるはずだ。
他のマッサージ (手でほぐすマッサージや整体)
と、一番違うのは、
脚の付け根の部分 (鼠径部) に直接、
しっかりと圧を掛けることが出来るところだと思う。
鼠径部 (鼠径リンパ節) は、
リンパが節が最も多く集まっている所である。
他にも、脇の下(腋窩リンパ節)や首の所は
リンパ節が多く集まっている。
リンパ節は、リンパ液が流れる「関所」
みたいな所なので、とても重要なのだが、
直接、扱うとなるとなかなか難しい場所である。
特に脚の付け根は、最も重要なのだがが、
手でほぐすマッサージでは、
この鼠径部は 「禁じ手」 となっている。
際どい所なので、手で入る事は出来ないのだ。
しかし、足踏みリンパマッサージでは、
まず初めに、この鼠径部からしっかりほぐしていく。
最も重要だからである。
足で入るので、くすぐったさとかも無い。
そして、本当に脚が軽くなる。
脚(内転筋)や、お尻(大臀筋)は、
足で踏んで、体重を利用してコリをほぐした方が
断然、中の方のコリにまで届く。
脚やお尻のコリがキレイに取れるだけで、
肩や首など、上半身もグッと楽になるのだ。
全身が楽になる。
逆に言うと、、
肩こりや首の痛み、ギックリ腰なども
脚?お尻の、下半身がしっかり解れていなければ
改善は難しいということになる。
鼠径リンパ節や大臀筋のコリをほぐすのには、
「足踏みリンパマッサージ」が、持ってこいの施術方法なのだ。
なので、
手で行うマッサージとの一番乗の違いは
鼠径リンパ節に直接アプローチできる、という所になると言えよう。
それから、もうひとつ、
体全体の重みを利用して圧をかけるわけだが、
しっかりと圧がかかるのに、
手の指、一点で押されるよりは 「痛くない」
「いた気持ちよさ」 はあるのだけれど、
我慢できないような、嫌な痛さは全くない。
そして強さは、どのようにでも調節できるので
施術者が、軽くも重くも
あなたのお好みに合わせて、踏むことができる、というわけだ。
私がまだ、治療院に勤めていた時、
男のお客さんが、
「女性では力が無いので、あまり効かないのでは無いですか？」
と聞かれたことがあった。
「いえ、ウチの施術はたぶん大丈夫だと思いますよ。」
とお答えして、私が施術に入った。
初めてのお客さんだったのだが、
そう言うからには、強いのがお好みなのだろうと思い、
結構、強めに圧をかけて踏んだ。
で、
「もう少し強い方が良いですか？」
とお聞きしたのだが、
そのお客さんは、
「いえ、今日のところは、これくらいで…」
と言われた。
結構効いたようだ。
女性は非力なので、効くのかな、と思われがちだが、全然余裕だ。
帰り際には、深々とお辞儀をして
「また来ても良いですか？」
と言って帰って行かれた。(笑)
そう、力の無い女性でも楽に施術をする事ができるのも
大きな違いの一つだ。
そして、体が軽く、楽になるので
人間関係、信頼関係もバッチリ！
になるのである。
